【中学生の勉強法】「10回書いたのに覚えられない」を卒業しよう!暗記が苦手な人に試してほしい3つの工夫
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英心塾の中村です。

「単語を何回も書いているのに、覚えられない」「昨日覚えたはずなのに、もう忘れている」。こういう悩み、よく聞きます。
僕らの学生時代は、「とにかく書け」「手を動かして覚えろ」と言われることがありました。ノートが埋まるほど、頑張った感じもするんですよね。
もちろん、書くこと自体は悪くありません。ただ、書いた回数と、テストで答えられるかどうかは別の話です。
今回は、暗記をもう少し効率よく、気楽に進めるための工夫を3つ紹介します。
① 書きまくる前に、隠して思い出してみよう
英単語を10回ずつ書く。漢字を1行ずつ埋める。それで覚えられるならいいんです。でも、途中からお手本を写すだけになっていませんか?
僕がおすすめしたいのは、まず意味やつづりを確認して、いったん答えを隠し、自分で思い出してみることです。
覚えるための、小さなテスト
意味は口で答える。つづりは見ずに書く。目的に合わせて確かめよう。
意味を覚えたいなら、英単語を見て意味を答える。つづりを覚えたいなら、日本語を見て英単語を書いてみる。
書く練習も、こうやって「見ずに書けるか」を確かめるために使うと、目的がはっきりします。
学習研究でも、答えを見ずに思い出す練習や、間隔を空けて学び直すことが、記憶の定着に役立つとされています。いわゆる「テスト効果」「分散学習」です。
ここでのテストは、成績をつけるためのものではありません。覚えるために、自分に問題を出す。そう考えてください。
② 少しずつ進めて終わりにせず、同じ範囲を何度も回そう
例えば、50個の英単語を覚えたいとします。1日10個ずつ進めれば、5日間で50個に到達します。ただし、前の日の単語に戻らなければ、最初に覚えたものを忘れたままになるかもしれません。
そこで、一つの方法として、初日から50個全体に触れて、翌日以降も繰り返し確認するやり方があります。
最初から全部を完璧に覚えようとしなくていいんです。1周目は、単語に「初めまして」と挨拶するぐらいでもいい。その後、隠して答えてみると、覚えているものと、まだ怪しいものが分かります。
50個を覚える場合の、復習の一例
50個が多ければ10〜20個ずつでもOK。一度に詰め込む量より、繰り返し思い出す機会を。
これは一例です。50個では負担が大きければ、10個や20個のまとまりに分けて構いません。
大事なのは、一度に大量にやることではなく、同じ内容を繰り返し思い出すこと。毎日コツコツ続けるのは、もちろん大切です。その「コツコツ」に、前に覚えたものの復習を組み込んでほしいんですね。
③ 間違いは「覚え直す場所が見つかった」と考えよう
小テストをして、半分しか答えられなかった。そこで、「自分は暗記が苦手だ」「やっぱり無理だ」と思ってしまう人がいます。でも、練習中のテストで間違えることまで、失敗にしなくていいんですよ。
間違えた問題は、次に何を覚えればいいかを教えてくれています。
覚えていないものが分かったら、答えを確認する。そして、少し間を空けて、もう一度答えてみる。それでいいんです。
「忘れてもいい」というのは、忘れたまま放っておくという意味ではありません。忘れることを前提に、覚え直す機会を用意しておくということです。
最初の1回で完璧にしようとすると、なかなか進みません。何度か繰り返すつもりで始めれば、1回目に背負う負担も軽くなります。
5回、6回と繰り返すこともあるでしょう。ただし、回数をこなすのが目的ではありません。最後は、答えを見なくても、自分の力で答えられるかを確認してください。
間違いは、次にやることを教えてくれる
忘れても大丈夫。忘れたままにはしない。
保護者の方へ。「何回書いた?」から「答えられる?」へ
お子さんがノートにびっしり書いていると、「頑張っているな」と感じますよね。その努力は、ぜひ認めてあげてください。
そのうえで、確認するポイントを少し変えてみてほしいんです。「今日は何回書いた?」に加えて、「じゃあ、隠して答えてみようか」と声をかける。間違えたら、「ここをもう一度やればいいね」と、次の行動につなげる。
目で確認して、口で答えて、必要なところだけ書く。そういう勉強は、ノートに残る量が少なくても、頭を使っている場合があります。
目に見える作業量だけで、勉強の中身を判断しない。ここは、大人も意識したいところですね。
暗記は、根性だけで乗り切らなくていい
暗記が苦手だからといって、いきなり特別な方法を探す必要はありません。まずは、確認する。隠して思い出す。答え合わせをする。そして、日を空けてもう一度やる。
この繰り返しを、無理なく続けられる量で始めてみてください。「こんなに頑張っているのに覚えられない」という人ほど、頑張り方を少し変えてみる価値があります。
英心塾では、教科の内容とともに、こうした「勉強のやり方」も指導しています。手を動かした時間を、実際に答えられる力につなげていきましょう。
参考:Dunloskyほか(2013)Improving Students’ Learning With Effective Learning Techniques。テスト効果・分散学習について参照。本文の単語数・復習日程は取り組み方の一例です。







