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英心塾の中村です。

生徒が「先生ならデート代全部出しますか」ときいてきたので、

なんでそんな質問をするのかな、と思ったら、最近話題になっているようです。

「どっちがおごるべきか論争」みないな感じでしょうか。

 

背景には、「ジェンダー」という意識があります。

ジェンダーとは社会的性差のことで、地域社会によって異なる場合があります。

ある地域では「男性はこういうもの、女性はこういうもの」という違いをみんなが意識していて、そのような性別のことをジェンダーといいます。

ただ、このジェンダーは「ジェンダーの多様性」について語られることが多くあって、最近では色んな考え方が許容されています。

 

日本では１９９９年に制定された「男女共同参画社会基本法」という法律があり、男女が平等に社会参加の権利をもっていて、いっしょになって社会の発展に努めるのが望ましいという考えが示されました。

男性も家事・育児をするし、女性も社会に出るし重要なポジションで働くという意識が広がっています。

 

その中で誰かが、「デート代は男性がおごるべき」という主張をして、それに感情的な反発があったんだと思います。

 

今は価値観も多様化していて、「多様性」がテーマになっています。

人の考えも冷静に聞いて、「そういう考えもあるな」でOKです。

 

誰かの意見・主張・感想を非難したとしたら、それは「多様性の否定」であり、非難した人に非があると思われます。

 

結果、「どっちでもいい」ということになるのでしょうか。

要は好みの問題なので、頼もしい男性がいいという女性もいれば、平等な関係が望ましいと考える人もいるでしょう。