高校生の学習法

いまさらきけない!経済学部・経営学部・商学部の違い【大学受験】

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高校1年生になると、多くの高校では理科系と文科系の選択を迫られ、その過程で、志望する学部について考えるタイミングがあると思います。

 

基本的には、特定の研究対象があれば理科系、人間研究に興味があれば文科系ということになります。

文科系の学部は、人文学部、経済学部、経営学部、商学部、文学部、国際関係学部、外国語学部、社会学部、法学部、観光学部、政治学部、総合政策学部、など学部の系統は多種ありますが、どれがどうなのかというのは高校生には分かりづらいものです。

今回は、経済系統の3学部、経済学部、経営学部、商学部について簡単に述べたいと思います。

 

1 経済学部:人間社会の経済活動全体が対象

経済学部は、3学部の中で一番領域の広い学部です。人間社会の経済活動全体が研究テーマとなるので、経営も研究テーマの一部になることもあります。人間の心理、行動に興味があって、それが人々の生活にどのように影響するか、経済にどのように影響するかに興味がある人はこの学部に向いています。

将来どのような経済活動をするか、経営者になるか、従業員として頑張るか、自営業をするか、公務員になるか、様々ありますが、どのような立場であれ、経済という人間の活動の中心になっているものの一つを研究テーマにするので、すべての人にとって関連が深いテーマです。

わたしたちは、限られた資源を活用しながら生活をしています。資源が人々にどのように分配されていくのか、経済格差がどのようにして生まれていくのか、など人の生活に興味関心がある人も「経済学部」は向いていると思います。

2 経営学部 良い組織の要素・共通点を探る!

人間社会には様々な組織があります。企業、政府、NGOなど特定の目的を持った集合体が存在し、それぞれに一定のルールを持って運営されています。

良い組織とはどのようなものか、共通点はあるのか、などを研究したい人は経営学部がいいと思います。

経営には、マーケティング、人事、財務、戦略、など高校生には聞きなれない色々な要素が含まれます。組織を主宰する立場になりたい人は大学時代にそのような専門知識を入れておくとよいでしょう。ケーススタディと言って、具体的な事例で自分ならどうするかという思考訓練も行います。課題解決能力を高める上でも、「経営学部」は役立つ勉強がたくさんできるでしょう。

3 商学部 商取引に関わる、実務に直結する内容!

3学部の中では一番実務に直結する内容です。金融、流通、貿易などあらゆる商取引における問題点や方法などが研究対象になります。どのようにものや情報が売られて、どのような問題が生じるのか、ということです。

商取引に関わる市場調査や宣伝広告などマーケティングに関わることも研究します。将来、会計に関わる仕事をしたい、開業して自分の店・会社を持ちたい、など商取引に関わる職種を選ぶ可能性が高い人はこの学部が良いでしょう。

公認会計士や税理士など、会計に関わる専門の資格を取りたい人にもおすすめです。

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