【小学生の勉強法】読解力がない!をどう解決するか??
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英心塾の中村です。
近年、子供の読解力低下が見られると言われてきましたが、最近では大人の読解力低下も顕著であると話題になっております。
読解力の無さが、学習の阻害要因になっているのではないかと様々な調査が行われています。
読解力低下により動画による情報伝達から、集中力低下によりショート動画による情報伝達へとトレンドが移行しているという見方もあります。
「教育のための科学研究所」のリーディングテストで調査したものでは、以下のような調査結果が出ています。
以下の文を読みなさい。
Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。
この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。
Alexandraの愛称は( )である。
ア Alex イ Alexander ウ 男性 エ 女性
中学生の正答率が37.9%だったようです。
ちょっと心配になる数字ですね。
小学生の段階で何かできることはあるのでしょうか。
まず低学年の段階では次のようなことができます。
(1)主語と述語の関係を正確にとらえるように指導する
(2)語彙力を伸ばすように指導する
(3)助詞を正しく使うよう指導する
この3つです。
指導する大人がまずは勉強をして、主語と述語、助詞の使い方をマスターすることです。
語彙については、「一緒に調べる」というスタンスをとりましょう。
大人でも説明が難しいことばに遭遇した場合、「知らない!」と一蹴してしまったらタイヘンです。
「知らなくていいんだ!」と子どもは感じ取ります。
「ママも知らないの?」と言われてもいいので、一緒に調べるようにうながしてみましょう。そこで辞書の使い方やタブレットの使い方を教えることができます。
そして小学高学年になったら、次のようなことができます。
(1)短い文を正確にとらえる練習をする
(2)論理的な短文を書く練習をする
(3)問題集に取り組む
(4)岩波ジュニア新書に挑戦する
(1)は「はじめての論理国語」を使うといいでしょう。
(2)は「ふくしま式200字メソッド「書く力」が身につく問題集[小学生版]」がベストです。
(3)の問題集は、なんでもいいのですが、要はただ単に読むだけでなく、読解の「解」を訓練するという意味があります。
(4)については、世の中で起こっていることで興味のある分野について深めながら読解力をつけられるので、とても意義があると思います。
小学4年生ぐらいまでに、「読んで情報を得る」ことを習慣づけるといいでしょう。
小学校高学年になって、なかなか親の言うことをきかない年齢になった場合は、学習塾や進学教室を活用して、指導してもらうのが良いでしょう。
福井市の受験指導専門進学塾「英心塾」
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