【すぐに改善できる！】間違った暗記法
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福井市の進学塾「英心塾」の中村です。
今回は、暗記法のお話です。
結構、間違った暗記法で勉強している子がいて、もっと深刻なのは、保護者の方も認識が間違っていて、子どもにその方法を薦めていることも・・・
よくあるのが、とにかく作業的に「書きまくる」やり方。
ということで、今日は、
書きまくる勉強法はなぜ効果が薄いのか？
「書けば覚える」は本当か？その落とし穴と改善策
を徹底解説していきます。
❌ 書きまくる勉強法が効果が薄い3つの理由
① 頭を使わず「作業化」してしまう
「10回ずつ単語を書けば覚えられる」と信じて反復している人、多いですよね。
でも実際は、「書くこと自体」が目的になってしまい、「覚える」という本来のゴールを見失ってしまっていることが多いのです。
結果、「書いた＝満足」になり、テストでは思い出せないという事態に。
✍️ → 単なる反復より、「思い出す練習」を取り入れるべき。
② 「テスト効果」を活用できていない
記憶の定着において非常に効果的なのが「テスト効果」。
何も見ずに答えを思い出すことで、脳が情報を整理し、記憶が強化されるというものです。
しかし、ただ書き写すだけの勉強では、このテスト効果が全く発動しません。
「覚えているか？」を自問しながら書くことが大事です。
③ 「見る力（視覚記憶）」が育たない
記憶力の高い人は、「見て覚える力（視覚記憶）」が優れています。
例えばフラッシュカードのように、短時間でパッと見て覚えるスキルは、後々大きな武器になります。
しかし、書きまくるだけの学習ではこの視覚記憶が鍛えられず、「目で見て覚える力」が弱いままになってしまいます。
✅ 書くより効果的な学習法とは？
📌 セルフレクチャー：自分で説明して覚える
数学の解法や理論系の内容に特におすすめなのが「セルフレクチャー」。
つまり「自分に説明する」学習法です。
- 🗣️ 問題を見て、頭の中で考えながら、「なぜそうなるか」を声に出して説明してみる
- 📘 その後に答え合わせし、プロセスが合っているか確認する
この方法なら理解が浅いところが明確になるので、記憶に残りやすいです。
📌 見て覚える → テストする
単語や用語の暗記には、「目で見て覚える→すぐテストする」という流れが非常に有効です。
- 👁️ まず集中して目で覚える
- ✍️ 次に何も見ずに書いてみる・言ってみる
- 🔁 間違えたらすぐ修正
これを繰り返すことで、記憶の定着率は何倍にも上がります。
📌 声に出して覚える
「見るだけだと集中できない」という人には、声に出す学習法が効果的です。
👀 見る → 👄 声に出す → 👂 自分の声で聞く
この3方向からのインプットは記憶の補強に非常に効果が高く、特に語学（英語・古文など）には最適です。
🎯 さらに効果を高めるために意識すべき5つのポイント
① スピードを意識する
「ゆっくりやれば丁寧」と思っていませんか？
実は、勉強には“瞬発力”が重要です。
- 10分で覚えるチャレンジを設定
- タイマーを使って昨日より早く思い出す練習
⏱️ 脳に負荷をかけると、記憶はより深く残ります。
② 目的意識を明確に持つ
「なんとなく勉強」はダメ。
「この問題を解けるようにする」「この単語を5秒で思い出せるようにする」など、具体的な目的を設定しましょう。
🎯 目標を言語化 or 数字化するだけで、意識が変わります。
③ 単なる「反復」より「修正」を大事に
ただ書くだけの反復では、間違った知識を繰り返すだけになります。
- テストをして間違えた問題を重点復習
- 解説を読んで、「なぜ間違えたか」を理解する
- 「ミスノート」を作って自分だけの復習リストに
🔄 “間違いこそチャンス”です。そこを活かせる人が伸びます。
④ アウトプット中心に勉強する
勉強の多くは「インプット」に偏りがちですが、記憶はアウトプットでこそ定着します。
- 声に出して説明する
- 白紙に思い出して書く
- 人に教えてみる
🧠 「思い出す行動」こそ、最高の記憶術です。
⑤ 学習記録をつける
記録することで、自分の成長や課題が「見える化」されます。
- 1日1行でも良いので勉強メモを取る
- グラフやチェックリストでモチベ維持
- 「できたこと」を積み上げる感覚が大事
📘 学習記録は、あなたの“努力の証”になります。
📌 まとめ：大切なのは「作業」ではなく「戦略」
「書けば覚える」は間違っていません。
ただし、それは正しくやってこそ、初めて効果が出る方法です。
- ❌ 意識せずに書くだけ → 時間の無駄
- ✅ 覚えるために「見て・考えて・試す」 → 記憶が深まる
ぜひ、今日から「書きまくる」ではなく、「思い出す勉強」に切り替えてみてください！
また、学習や進学について英心塾から発信していますので、ぜひご覧ください。
