中学生の学習法

【中学生の勉強法】「やる気」を問題にするより、勉強の仕方と環境を変えること

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英心塾の中村です。

当塾では、5教科総合で成績を上げる勉強の仕組みづくりに取り組んでいます。

 

「うちの子はやる気がなくて…」というお悩みを時々受けます。

そして、この悩みは、具体的な策がありません。

そして、ほとんどの場合、解決しないか、時期が来て勝手に解決しているかのどちらかです。

 

「やる気」については結論が出ています。「やる気」という目に見えないものを何とかしようとするのは時間と労力の無駄です。

 

「勉強の仕方」と「環境」を変えることです!

人の意識や意欲を変えるのは難しいことです。

ただし、「仕組み」や「段取り」を変えることはできます。

勉強の流れや使っている道具を変えることです。

 

1つは予習型に変えることです。

学校の授業がひまいち理解できなくて、宿題に時間がかかり、せっかくやりたいことがあるのに時間がない…

これでは「勉強」が邪魔者のようになり、やる気が低下するのは当たり前です。

上手に予習をして、学校の授業中の理解度を上げることです。

学校の授業中に必要なことは全部覚えてしまって、宿題を高速で終えるようにします。

つまり、学校の授業が復習になり、覚えこむ場となり、宿題は定着の確認・覚えこみという段取りにします。

 

もう一つは、教材を変えることです。

分からないことを調べるための参考書を用意していたとします。

それが読みにくいものであれば、理解しやすいものに買い替えます。

動画講義を視聴できるように環境を整えるのもよいでしょう。

最近は、動画教材が非常に優れています。動画もある意味参考書として機能します。

課題の解決がいつでもできるように、教材を準備しておくことは重要です。

 

勉強をする場所を変えることも重要です。

勉強部屋に何がありますか。

勉強道具以外に、ベッド、ゲーム機、漫画、娯楽用品、雑誌、プリントの山…

これでやる気を出せたら奇跡です。

ちょっと眠たいと思ったら横になり、ちょっと休憩のつもりが何時間もゲームをしたり…

 

勉強部屋は、勉強道具以外は一切置かないことです。

本棚は、開閉式で本が見えないようにします。

壁と簡素な机と今やっている教材以外は、視界に何も入らないようにします。

それが無理な場合は、塾の自習室を使うことです。

今通っている塾の自習室が集中できないというのであれば、あっさり塾を変えましょう。

塾は授業や情報に価値があるというより、「環境」に価値があります。

 

「やる気」という実体のないものではなく、目に見える実体のあるものに着目する!

常に気をつけたいのが、「それは何?」と問われたときに答えられないものについて一生懸命考えるのをやめることです。

「やる気」とは何と問われても答えられる人はいません。ですから変化を加えることはできません。

「勉強のやり方」や「環境」は余裕で変えられます。

この2つを変えれば必ず「やる気」は上がります。

「やる気」が上がらなくても、勉強は習慣化します。

 

どうしても変わらない場合は、勉強でない何かで燃焼する!

どうしても勉強をしようとしない場合は、本人が「困りはてる」まで放っておくことです。

ほとんどの人は、困ることがあるから努力をします。

今困っていないのに、「勉強しろ!」と言われてもできません。

「困ったとき」に全力を出せばOKです。

その時に巻き返す方法はいくらでもあるし、最悪のケースとして、第一志望の高校に入れなくても、次の手があります。

一番怖いのが、何にも夢中になれずに中学生活を終えることです。

何かに全力で取り組める人は、勉強ぐらい余裕で攻略できます。

様々なタスクの中で、勉強は最も簡単なタスクです。

やり方が確立していて、道具は供給過多なぐらいそろっています。

しかも、全体から見ると、本気でやっている人は小数派です。

本気になったときに全力でやれば、間に合います。

 

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