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英心塾の中村です。

英心塾は私が2013年に創業した塾です。

学習塾が乱立する中、後発で創業するということは、今ある塾、従来の塾に不満を持ち、別の選択肢を提供したいからです。

新しい塾を作りたいので創業したということです。

 

その経緯で３つのことに取り組んでいるので、それをご説明します。

 

従来の塾についての３つの不満

①塾は復習の仕方を指導していない！

塾は、授業や教材のクオリティにはこだわっていますが、復習の仕方を指導していません。

今の塾は、ほとんどが予習型です。

学校の予習をしてくれます。

これについては、学習法の研究が進んで、どの塾も予習型にしようというのが定着したと思います。

しかし、復習については、全くといっていいほど指導をしていません。

 

まず、一生懸命教えて、その場で覚えさせても、生徒が一日復習をせずに放置すれば、７割近く忘れてしまいます。

ましてや四日放置したらすべて忘れます。

 

それを分かっていないと思います。

理解させて、やらせてみて、覚えるところまで責任を持つ必要があるのに、ほとんどの塾はそれができない体制にあります。

 

②教科ごとの学習の配分や学習時間が統一なのはおかしい

生徒によって、どの科目にどのぐらい力を入れるべきなのか、どのぐらい時間をかけて勉強するべきなのかは異なるのに、全員同じ時間、同じ宿題、同じテキストで学習させるのはおかしいと思っています。

 

中学生の学習はある程度共通する部分が多いので、塾のカリキュラムはある程度同じようなものになるのはいいと思います。

 

しかし、生徒一人ひとりの学習のバランスを整えてあげないと、成績は上がりません。

 

得意科目を重視して、まずはその科目を磨きあげることが先決です。

苦手科目ばかりに着目させてはいけません。

苦手はじっくり取り組み、得意を徹底して作ることです。

 

統一カリキュラム、統一テキストで、ざっくり指導しても全く意味がありません。

「個別指導」と名乗っている塾ですら、そんな状況です。そのような塾に行く意味がありません。

 

③塾に従量課金は既に時代遅れです！

今までの塾は指導時間に応じて課金されるシステムです。先生の手間賃みたいなものです。

先生に何かを施してもらった代金を支払うようなものです。

この根底にある考えが完全に合わなくなります。

 

これからは「教えてくれる先生」がどんどん不要になります。

教材のクオリティもどんどん良くなり、インターネットで授業も共有され、いい授業はいつどこにいても受講できるようになります。

わざわざ生身の先生に直接教わる必要がありません。

 

これからの先生は、コーチの役割を担います。

基本は自学自習で学び、学習のやり方や、定着の管理を先生と一緒にやればいいのです。

 

そうなると、従量課金が時代遅れになります。基本的に自分でどんどん学ぶのに、先生に手間賃を払うのはバカバカしいのです。

だから、これからの塾は定額制で、それぞれの生徒に必要な学習量と方法を示した上で、理解度や定着を一緒に管理するというやり方になってきます。

 

それらを全部改善して新しい塾を作ろうとしているのが英心塾です。

①中村式オーバーラップ学習法

②５教科トータルサポート

③フリーラーニング制

３つの３本柱は、そういう不満から生まれたものです。

 

以前に個別指導の教室長をやっていたことがあります。

そのときに生じた問題が、「成績が上がらない」ということです。

英語が苦手だからと英語を一生懸命指導しても、英語はおろか他の科目の成績が一切上がらないんです。

 

そこで始めたのが、テスト対策と全科目の学習管理でした。

そうすると、受講している科目以外がどんどん伸びはじめ、生徒の成績が上がりました。

 

生徒は気分が良くなって、もっと塾に通いたいと通塾回数を増やし始めました。

生徒も増えて、20人程度の教室が100人近くまで増えました。

 

しかし、個別指導教室の限界は、科目と時間が決まっていることと、教えてやらないと先に進まないということです。

非常に制約が多い欠陥だらけのシステムのように感じて、指導者としては気持ちが悪くて仕方がなかったのです。

 

一部の生徒には必要な指導ができている自信があったのですが、大半は基本的に個別指導のシステムの中で指導するしかなかったので、大きな挫折感を味わっていました。

 

生徒ひとり一人が、自分の力を引き出して、必要な学習を先生と一緒にマネジメントしながら頑張っていく、個別対応の塾を作ろうとしたのが英心塾です。

 

また次回、英心塾のシステムについて詳しく説明したいと思います。