小学生の学習法

【中学受験の勉強法】中学受験をするといいことがたくさん!

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英心塾の中村です。

中学受験を検討されているご家庭も多いかと思います。中学受験に悪い印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、当塾の生徒たち、親御さんは結構楽しんで中学受験に臨んでいらっしゃるような感じがするし、中学受験って結構いいことがいっぱいあります。

中学受験をするメリット、楽しさが少しでも伝わればうれしいと思いますので、少しでもご興味あればお読みください。

 


勉強はいつからでも始められるものなのですが、小学校のときに頑張った勉強って、意外に生涯を通じて覚えていて、確実に自分の思考にプラス効果があったりします。

中学受験をする意義についてご説明します。

 中学受験を経験する意義

  • 小学内容は今後の学習の土台になる
  • 中学受験をすると思考力が大きく向上する
  • 学習量が増えるので読解力を前提とした学力が向上する

 

中学受験をすると、基礎を徹底的に固めることになります。そうすると、中学・高校の学習をするときに、小学時代に学んだことを思い出して、それをベースに新たな学習を積み上げることができます。基礎が不十分な場合は、それを補充しながら勉強していくことになるので、勉強がなかなか進みません。中学受験した子の多くは基礎がしっかり固まっているため、その後の学習もスピーディに進みます。

思考力にも違いが生じます。中学受験の対策をするとちょっと見ただけでは解けない問題を多くこなすことになります。そうなると思考力が養われ、物事を深く考えられるようになります。理解力が向上し、その後の学習に深みが出ます。

中学受験の対策をする過程で、たくさんの参考書や図表を読んで学ぶことになります。学習量に比例して読解力もつきます。読解力が向上すると、学習のスピードが加速し、自らどんどん知識を吸収できる人になります。そうなると、どんな環境でも自分で学び考えられる人になるため、勉強で困ることがなくなります。

以上のようなことで、中学受験をするメリットは大きいと考えられます。機会があれば、お子様と一緒に中学受験にチャレンジしてみるとよいのではないでしょうか。

 

 (いつから準備をするのか)

「いつから準備をすればよいのか」ということについてよく質問を頂きます。

もちろん、学習習慣をつけるということでは、未就学の時期から準備をするのですが、中学受験について具体的な準備ということになれば、小3、小4からということになります。

小学3年生ごろの時期に、多くの子供たちは、自分に必要な学習を自分で認識し始めます。「こういうことはやっておいたほうがいいなあ」という学習内容についてはやりがいをもって取り組むようになります。中学受験にもいくつか選択肢があると思いますから、お子様本人の特性や興味を踏まえた選択をするのであれば、小学3年生あたりから、色々な学習に触れさせみて、子どもの合う内容を把握できるようにすると良いでしょう。そうすれば、自然に志望校も決まってくるし、学習内容も決まってくると思います。

 

(どのように準備していけばよいのか)

まずは無理のないレベルから始めることが重要です。受験をするからといって難しい教材に手を出して、毎日無理やり勉強させると、継続せずに失敗してしまいます。本人がちょっと簡単に感じられるレベルからスタートして1冊ずつ完成していくようにしましょう。分からないことがあったら、自分で調べられるように、図鑑や参考書を用意しておきましょう。

 

  • 用意する参考書・問題集

・総合的な参考書:「?に答える! 小学算数 改訂版 (小学パーフェクトコース)」のような総合的な参考書が必要です。この「?に答える!」シリーズは、4科目全てありますので、勉強部屋に置いておくと良いでしょう。

・要点整理用の参考書:「中学入試にでる順」シリーズのような、でる順に要点が整理してある参考書も使えます。一通り基礎の学習が終わって、本格的に入試に向けて覚え込みをする時期などは特に有効な教材になるでしょう。理科や社会は、「サピックスメソッドコアプラス―中学入試小5・6年生対象」のシリーズもあります。

・基礎力養成の問題集:「教科書ワーク」のような、教科書に準拠したワークで学校の予習をしていくと良いです。人から教わる前に自分で学ぶ習慣づけをしておきましょう。

・応用力養成の問題集:「Z会グレードアップ問題集」で応用力をつけていきましょう。基礎を終えて、基礎知識がスラスラと出てくるようになったら挑戦してみます。

・思考力をみがく問題集:「きらめき算数脳」、「算数と国語を同時に伸ばすパズル」、「算数ラボ 考える力のトレーニング」、「算数ラボ図形 空間認識力のトレーニング」などを活用して思考力をみがいていきましょう。

・過去問集:直前期は過去問集で実戦力をみがきましょう。難易度が高い問題が出題される場合、「トップクラス問題集(文理)」などレベルが高い問題集に挑戦します。

中高一貫校適性検査については、「公立中高一貫校をめざす適性検査対策問題集(文理編集部)」、「公立中高一貫校入試シリーズ(東京学書)」、「思考力で合格! 公立中高一貫校適性検査対策問題集(朝日小学生新聞の学習シリーズ)」などが有効です。

 

 (どのようにカリキュラムをつくればよいのか)

カリキュラムの作成方法をご説明します。まずは学校の予習を自分でさせるようします。基礎の問題集は学校より先にやります。通信教材を使っている場合も同じです。学校の先取り学習をすることで、調べる力や読解力を磨きます。既習範囲については、応用力や思考力を磨く学習内容を入れていきます。一週間の中で、予習範囲と復習範囲(応用・思考力)の2つをバランスよく配置します。各学年の12月までにその学年の学習を終えて、1月と2月は総復習と応用学習を集中的に行えるようにしましょう。3月からは次学年の予習に入りましょう。小学6年生については、8月までに小学校の基礎学習をすべて終わらせて、9月から直前期の実戦練習ができるようにカリキュラムを組みます。

基礎力養成、応用力養成、実戦力養成の3段階に分けてカリキュラムを考えます。基礎力と応用力は並行して進めていくのですが、実戦力は基礎力と応用力がある程度できてから取り組むので、小学6年生のときに、4ヶ月以上の期間が確保できるよう逆算でカリキュラムを作ってください。

 

(本格的な受験対策はいつから行うのか)

難易度に応じて、小学4年生、もしくは小学5年生からということになります。地方の中学受験の場合、小学5年生からでよい場合もありますが、難易度の高い中学受験をひかえている場合は、遅くとも小学4年生から本格的な対策を始めた方がよいでしょう。


中学受験も色んな作戦があって、やり出すと毎日色んな課題にぶつかるのですが、一つ一つを攻略していくのも結構楽しいものです。子ども本人だけでなく、ご家庭で楽しんで受験に挑んでいくという姿勢があると、結構盛り上がるし、辛いことがあっても乗り越えていけます。

何かあればぜひご相談ください。

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