【英心塾「中学受験科」】高志中学の適性検査に向けての勉強のコツとは?
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高志中学校の問題を見ると、結構難しそうで、どうやって対策したらいいのか分からなくなりそうです。
しかし、恐れることは全くありません。
今年から、高志中学校の選抜は、国語、算数、理科社会に相当する3種類の適性検査と面接になります。
適性検査で実力を発揮できるようになるには、ちょっとしたコツがあります。
それを今から簡単に解説します。
社会科に関するこのような問題が出題されました。
この問題は、鎖国に関する問題なのですが、幕府の対外政策のペリー来航前と来航後の違いを説明するものです。
この問題を特には2つの力が必要です。
①基礎知識を頭からすっと引き出す力
②知っていることと初見の資料を比較して考える力
今回は、幕府の鎖国という政策が、「オランダ、中国、朝鮮以外とは交易をしない」という内容であることを、頭からすっと引き出せることが大切です。そして、資料を見て、「アメリカ、フランス、イギリスが増えている」ことに気づくことです。
つまり、ペリー来航後に貿易相手国が増えていることに気づけて、それを簡潔に説明できることが重要なのです。
この2つの力はどうやってみにつくかお分かりでしょうか。
まずは、参考書・教科書・ワークを使って自ら学ぶ姿勢を確立すること!
このような力は教え込まれる勉強では、絶対にみにつきません。自分でどんどん知識を得て、興味を持って学んでいく姿勢が必要です。「社会事象について、地図やグラフ・表などの資料から必要な情報を読み取り、論理的に表現する力をみる」という出題のねらいが書いてあります。
出題のねらいに書かれているようなことを、日々の学習の中で、練習としてどんどん実行することです。
新しい知識を自力でどんどん吸収し、文章と資料を見て理解を深める勉強をするのです。
「めんどくさがる子」「教えてもらわないと学べない子」は高志中には合格しにくいと思います。
本当に大切なのは「基礎の力」
そして、難しく考えるより、基礎を徹底したほうがよいです。ふつうのワークを繰り返しやって、知識をどんどん定着させることです。
選択肢が与えられてはじめて言える知識ではなく、キーワードが与えられれば、周辺知識がどんどん口をついて出てくるぐらいトレーニングするのです。
いざこういうことをやってみると、子どもたちは知識が自分の口からあふれてきて、今度はそれを積極的に表現しようとします。そうなってから、中高一貫適性検査用のテキストを使って実戦的な練習をしていけばよいのです。
公立中高一貫校をめざす適性検査対策問題集
公立中高一貫校適性検査対策問題集 作文問題編 (公立中高一貫校入試シリーズ)
公立中高一貫校適性検査対策問題集 資料問題編 (公立中高一貫校入試シリーズ)
この3つがおすすめですね。作文問題は単独では出ませんが、読解力と表現力を鍛えるには、「作文問題編」をやっておくと非常に役に立つでしょう。
基礎力が高い子は面白がってやると思います。
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