【中学生の勉強法】さあ、成績上げるぞ!という時の考え方8選
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こんにちは。福井市進学塾「英心塾」の中村です。
中学生が「これから成績を上げたい!」と本気で考えたとき、どういう行動を取れば良いのでしょうか?
ただ「頑張る」と言っても、やみくもに勉強していては結果が出ないことも多いもの。
そこで今回は、志望校が決まって目標点数もある程度明確になった段階で、どのように勉強を進めていけばよいのか、実行的な段取りをご紹介します。
1. 成績アップの「対象」を明確にする
まず大切なのは、「何の成績を上げたいのか?」を明確にすることです。
- 定期テストの点数を上げたいのか
- 模試・確認テストで結果を出したいのか
- 入試本番に向けての実力を高めたいのか
さらには、「点数」で見たいのか、「順位」で見たいのか、「絶対評価」なのか「相対評価」なのか。その評価軸もはっきりさせましょう。
2. 自分の弱点を「分析」する
次にすべきは、今までのテストの分析です。
- どこで点数を落としたのか
- ミスの原因は「知識不足」か「ケアレスミス」か
- 改善しやすいポイントはどこか
これにより、対策の優先順位が見えてきます。例えば英語で単語が原因なら語彙を強化、理科で記述ミスがあるならキーワード整理と表現の練習、という具合です。
優先順位の選定も重要。
「難問」で得点アップするのは、基礎、応用ができてから。
まずは、「うっかり忘れた」「読み間違い」「読み落とし」「ケアレスミス」「復習不足」など
すぐに対処できるものを、優先度の上位に挙げましょう。
3. 対策に合った「教材」を選ぶ
課題が見えたら、それを克服するための教材を選びましょう。
- 暗記系なら「語句リスト付き」
- 記述強化なら「記述問題付き」
- 読解なら「読解演習中心の教材」
教材選びは「目的に合っているかどうか」で判断するのがポイントです。
課題解決に直結しているかどうかで選定します。
レベル設定も必要です。難しすぎる教材は不適切です。
教材が多すぎるのもエラーの原因です。
4. 「管理方法」を決める
勉強は「進捗管理」がカギです。おすすめは「定点観測」。
- 毎日、毎週、月1など定期的に進み具合を確認
- 自分一人で管理するのか、先生や親と一緒にやるのか
- どこまでできたらOKとするかの基準を決める
特に記述問題などは、答えを口頭で説明できるようにするなど、アウトプットのチェックも有効です。
実行力を向上させるのは、「スケジュール化」です。
スケジュールを確定して、確実に管理することが重要です。
Googleカレンダーなど管理ツールも活用しましょう。
5. 「量を最大化」してから「質」を追求
勉強に集中するには、まず勉強量を確保することが最優先です。
- スマホやゲーム、無駄な時間を排除
- 最初は効率よりもとにかく「時間を勉強に費やす」
そして、量をこなすためには体調管理が必要不可欠です。
体調管理については、次の章で詳述します。
6. 睡眠・生活習慣の最適化
良い勉強には「良い体調管理」が不可欠。そのカギは睡眠です。
- 決まった時間に寝る・起きる
- 画面は夜9時以降は見ない
- 朝に太陽光を浴び、軽く体を動かす
これだけでも集中力は格段に上がります。
体調管理は、食事、睡眠、運動ですが、一番大事なのは睡眠です。
良い睡眠、良い体調は、良い精神状態につながります。
7. 勉強に適した「環境」を整える
- 部屋は片づけ、視覚情報を少なく
- ベッドやテレビとは距離をとる
- 無理なら塾や図書館の自習室を活用
また、否定的な人間関係から距離を置くのも重要です。応援してくれる人の近くにいることで、モチベーションを保てます。
8. 「挫折しない」ために知っておくべきこと
努力してもすぐに成果は出ません。潜伏期間があることを知っておいてください。
- 最初は伸び悩んでも、あるタイミングで「劇的に」成績が上がる
- 一度それを経験すれば、自信がつき、努力を継続できます
このことを理解している人は、努力を続けられる「努力の天才」になれます。
以上が、中学生の成績アップのための基本的な考え方と行動ステップです。
勉強はプロジェクトのようなもの。
「目的」「分析」「教材」「管理」「体調」「環境」を整えて、一歩一歩、確実に前へ進んでいきましょう。
このようなやり方で成績を上げると、将来の仕事やライフワークにもつながってきます。
単なる「知識習得」でなく、「生き方」を変えることになります。
具体的な方法は、生徒一人ひとりに合った形があるので、ぜひ教室や信頼できる先生と一緒に取り組んでみてください。
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