【大学受験の勉強法】英語の成績が伸びる人は、なぜ「音読」をしているのか? ― 速読力を育てる音読学習法とは
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英心塾の中村です。
今回は英語学習の話。
英語の成績を上げるには「読解力」向上が必須。
でもどうすればいいのか、意外に知らない高校生が多い。
📖 英語の「読む力」、伸び悩んでいませんか?
「英単語は覚えているのに、長文になると時間が足りない…」
「読解問題になると、集中力が続かない…」
そんな悩みを抱える高校生・大学生におすすめしたいのが、音読学習です。
実は、英語の成績が伸びている人ほど、“音読”を取り入れているのをご存じですか?
🧠 音読がなぜ効く? その理由は「英語の語順処理」にあり
英語と日本語は語順がまったく違います。
たとえば:
日本語:私は昨日、駅で彼に会いました。
英語 :I met him at the station yesterday.
つまり、英語では「前から順に理解していく力」が求められます。
ここで重要なのが音読です。
✅ 音読の主な効果
- 英語の語順に慣れる(返り読みしなくなる)
- 文章の「構造」が自然に身につく
- 文をチャンク(かたまり)で把握できるようになる
- 音と意味がつながり、リスニング力もアップ
🚀 音読で「速読力」が育つメカニズム
🧩 ポイントは“英語のまま理解する脳”を作ること
音読を習慣にすると、頭の中で英語を日本語に訳さず理解する力=英語脳が育ちます。
この「英語の語順で処理する感覚」は、速読に必要不可欠な要素です。
さらに、視覚(読む)・聴覚(聞く)・発話(声に出す)の3つを同時に使うことで、記憶定着・スピード処理能力・集中力までも強化されます。
📚 おすすめ! 音読×速読トレーニング法
🎯 学習ステップ(高校〜大学生向け)
ステップ | 内容 | ポイント |
---|---|---|
Step 1 | 英文を意味を考えながらゆっくり音読 | 単語・構文を意識する |
Step 2 | スラッシュリーディングで区切りながら音読 | 意味のかたまり(チャンク)を掴む |
Step 3 | タイマーで測りながら速めに音読 | 徐々にスピードアップ&理解維持 |
Step 4 | 最後に黙読+内容の要約 | 速読力と読解力を統合する |
📌 使用教材例:
- 学校の教科書(本文部分)
- 英検・共通テスト・TOEICの長文問題
- ルールズ、ポラリスなどの参考書
最近の読解参考書は、スラッシュリーディングが標準的に記載されています。
そのまま音読教材として活用できます。
📝 1日10分でOK!続けるコツ
- 短くて良いので「毎日」やること
- 声に出すことでリズムをつかむ
- 理解→反復→定着 の流れを大切にする
「うまく読めない」と感じてもOK!
“わからないことを口に出す”ことが、理解への第一歩です。
🔚 まとめ:音読は、読む・話す・覚えるを一気に鍛える魔法のような学習法
- 音読は、英語の語順処理の「筋トレ」になる
- 英語脳が育ち、速読・読解・会話に効果大
- 音と意味をつなげるのでリスニングも強化される
特に「長文を早く・正確に読みたい」という高校生・大学生には、今日からでも始めてほしい習慣です。
📚 さらに詳しく知りたい方へ
音読トレーニングの方法を動画で見たい人はこちら
https://youtu.be/uZluFmai7QY?si=uJwQ432JqCXVT1lo
読む力を“使える英語力”へと育てていきましょう。