【大学受験の勉強法】高校1年生の英語、どうやって勉強したらいいの?
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こんにちは!福井市の進学塾「英心塾」の中村です。
今回は高校1年生本人に向けて、「英語の勉強法」についてブログを書いていきます。なぜこのテーマにしたかというと、理由は2つあります。
理由①:中学英語が得意だった人ほど、高校でつまずく
中学時代、英語が得意だった人ほど、実は高校英語に入って急に「どうしたらいいんだろう?」と悩むケースが多いんです。
中学では、授業や宿題を真面目にこなしていれば、それなりに点が取れたし、塾に通っていればなおさら苦労しなかったかもしれません。
ある意味、半自動的に英語の学習が進み、ちゃんとまじめにやっていれば英語のテストで点数を取ることができていた人も多いかと思います。
でも高校英語は違います。塾や授業の有無にかかわらず、自分自身の努力がかなり求められます。
理由②:高校1年の英語は「助走期間」じゃなくて既に「本番」
高校1年生は「準備期間」ではありません。大学受験に必要な基礎知識の半分以上は1年生で学びます。
もう半分は、高2で学びます。
つまり、2年生で英語は完成させ、3年生ではメンテナンスに回る、という戦略が必要です。
高2までに英語の基礎を固めて、高3では他の科目に注力できる状態を作る必要があります。
だからこそ、高1の今から英語を本気で勉強しておく必要があるんです。
英語学習の結論:単語・文法・音読を極めよ!
① 英単語の覚え方
- 共通テストレベルの単語(1200~1800語)を覚える
- 書いて覚えるのは非効率。目で見て・素早くチェックする方式に切り替えよう
- 1週間で100語覚えるペースが理想:
1日目50語 → 2日目次の50語 → 3〜4日目同じ範囲の復習 → 5〜6日目で100ずつさらに復習 - 瞬間で意味を言えるレベルまで鍛える。一単語一訳でOK
② 英文法の勉強法
- 授業だけでは絶対に文法は網羅できません
- 『総合英語』の分厚い参考書(例:アースライズ総合英語・デュアルスコープなど)を使う
- 授業前に読む → 授業で学ぶ → 授業後にもう一度読む
- 「理論+例文」で覚えるのがポイント。理屈を理解し、具体例で暗記
③ 音読:英語を無意識レベルに落とし込む
音読の目的は、「英語をスムーズに読める力」を身につけること。
- 学校の教科書を使って予習する
- 授業後にしっかりと精読(文構造の把握・直訳・意訳)
- その後、同じ本文を20〜30回音読
- 音読によって、いちいち文構造を考えなくても読める力が身につく
英語長文が読めない理由の多くは、「文構造の把握に神経を使いすぎて、内容理解まで到達していないから」です。
音読によってその壁を乗り越えましょう。
英語は最優先科目。先に仕上げるのが鉄則!
大学受験では、英語が最も知識量が高い科目であることが多いです。他の科目、特に理科・地歴公民など高2から本格的な学習が始まります。
だからこそ、英語は先に準備を進めていき、高2で基礎は仕上げるつもりでどんどん進めていきましょう。それが合格への最短ルートです。
まとめ:高校1年生がやるべき英語学習
- 英単語は週100語ペースで、瞬間訳できるまで覚える
- 文法は授業だけに頼らず、授業前と後、自分で『総合英語』を読み込み理解する
- 教科書本文を使って、精読 → 音読を徹底する(20〜30回)
この3つを高校1年生のうちにしっかり習慣化できれば、2年生で英語が完成し、3年生では他科目に集中できます。
英語は大学受験のカギになる超重要科目。今のうちから正しい方法で、コツコツ積み上げていきましょう!応援しています!