【福井市・坂井市の中学生】国語の定期テスト、点数が取れなかったときに考えてほしいこと
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こんにちは、福井市で進学専門の学習塾を運営している中村です。
先日、多くの中学校で定期テストが終了しました。
当塾にも、藤島中・灯明寺中・明道中・森田中・福井大学附属中・永平寺中・清水中など、さまざまな学校から生徒が通ってくれています。
さて、テストが終わった今、
うちの子、なんでこんなに点数取れなかったの?どうしよう?
という声も正直なところ、保護者の皆様からお聞きすることがあります。
今回は特に 「国語で点数が取れなかった中学生」 に向けて、そして保護者の方にもぜひ読んでいただきたい内容をブログにまとめました。
✅ 定期テストの「国語」対策は、普段の勉強とテスト直前の勉強で分ける
【普段の勉強:読解力と語彙力を高める】
1. 短めの文章で読解練習を積む
- 上に本文、下に設問がある形式の問題集を使い、
- 本文を読みながら問題を解く練習を。
- 「本文全部を読んでから問題を解く」のではなく、設問を読んで、本文をある程度読んで解きながらどんどん進めるという形式でやりましょう!
2. 要約練習(100字程度)
読んだ文章の大事な部分だけを抽出し、
100字以内にまとめる訓練が非常に有効です。
3. 語彙力の強化
語彙が足りないと、読解の際に筆者の主張が読み取れません。
語彙に思想や概念が詰まっているからです。
中学生向け語彙教材としておすすめなのがこちら:
📘『中学国語力を伸ばす 語彙1700』(シグマベスト)
別冊ワークブック付きで、書いて覚える練習にも対応。2冊で2,600円程度。
【テスト3週間前:学校のワークを使って本格対策】
1. 漢字・語彙の暗記だけでなく「意味」を理解
- ただ読める/書けるだけでなく、
- 意味もしっかり辞書で調べて覚えること。
2. 授業で扱った文章をもう一度読み直す
初見の文章ではないため、記述問題を強化しましょう。
3. 設問の読み方を学ぶ
問題文をしっかり分解して読む。
抜き出し?要約?条件は?
答え方の型をきちんと把握しましょう。
4. 選択問題は「消去法」で攻略する
- 「最も適切なものを選べ」は、言いすぎ・本文と違うものを消す。
- 「一番マシな選択肢を選ぶ」感覚を身につけましょう。
🏯 古文の勉強は音読と対訳で
- 教科書に出る古文は、まず30回音読を目標に。
- 現代語訳とセットで読む。
- 一文ずつ対応させて、意味を確認。
- 古語・文法なども含め、現代語と異なる点を意識する。
💡 小説文で心情を答える記述問題のコツ
人物の心情を問う問題の回答は型があります!
心情根拠 + 心情説明
心情根拠=心情変化のきっかけ
心情説明=本文に描写されている心情の説明化
🧠 暗記で乗り切ろうとせず「本質的な理解」を!
国語は、
- 普段の「読解力」と「語彙力」の強化
- テスト前の教科書準拠ワークによる記述練習
- それらの両輪が噛み合ってはじめて点数につながります。
週2回は読解・語彙の勉強をやりながら実力を高め、テスト3週間前になったらは教科書準拠ワークに切り替える。
【演習時に意識すること】
読解演習をするときは、本文中から答えの根拠を見つけること、常に全問正解をねらうこと!
記述説明の設問を読むときは、ちゃんと分解して、どの要素をいれるべきか、全問正解に求められる条件を明らかにすること!
これは、高校入試・その先の学力にも必ずつながります。
まとめ
今回は国語のテストで思うように結果が出なかった方向けに、対策法と考え方をお届けしました。
このブログが、保護者の方々にとってお子様の学習サポートの一助となれば幸いです。
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