【中学受験の勉強法】論説文の読み取りを得意にするには?

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英心塾の中村です。

今回は、中学受験用の「国語勉強法」です。まずは論説文ですが、小学生にとっては大人の考えが書かれた論説文はちょっととっつきにくいものかもしれません。

でも、国語の中では一番早くマスターしやすい文章なので、国語を得意にしたい人は何より先に解く組むと良いでしょう。

 

「論説文」は3つの区別ができればOK

論説文の3つの要素

一般論:広く人々に支持されている考え方

筆者の意見・主張:一般論とは対立する筆者の考え方

事実:筆者の意見を裏付ける具体例やデータ

 

論説文が書かれる動機は、みんなが抱いている一般論に対して問題提起することです。「実はこういう考え方もあるんじゃないの?」と挑戦することです。

論説文には一般論が何らか述べられて、「確かに、こういう考えもあるけれど…」という形で、否定的な立場で挙げられます。「しかし、こういう考えもあるのではないでしょうか。」ということで一般論をくつがえして、筆者の意見を述べます。

「たしかに…」、「しかし~」という展開はよく出ます。

筆者の意見・主張を裏付けるために、「事実」も述べられます。主張の正しさを支えるような具体例や数値データが示されます。文章の中では否定できないような論理展開が作られます。

まずは、一般論、意見、事実をきちんと区別できるようにしましょう。

 

要旨まとめをしましょう!

文章の要旨まとめをしましょう。字数はだいたい150字ぐらいでいいです。

【要旨まとめのコツ】

●1文を要約するときは、主語・目的語(~を)・述語の要素を中心にまとめる

●逆接(しかし など)のあとは重要なこと

●「~ではない。…である。」は後ろの肯定された部分が重要なこと

●3つの要素を入れる

●具体例はなるべくカットする

要旨まとめは、やってみるだけで効果があります。一応答え合わせはしますが、答えと違ってもあまり気にすることはありません。要点をつかんでいって、短くまとめようとする思考作業自体が非常に読解力を上げるための訓練になります。

 

常識で考えずに書いてあることを忠実に読み取ろうとする!

主観が強い人は、論説文が苦手です。筆者は一般論とは違う自分の主張を展開しています。筆者が何を言おうとしているのかを正確に読み取ることが必要です。

主観や常識でとらえようとする人は、「一般論」を主張と勘違いしてしまって、全く違う内容をキャッチしたりします。主観を完全に排除して読んでいきましょう。

 

「納得」や「理解」の不要。ただただ「正確」であればよい!

論説文の読み取りに、納得や理解はいりません。「なるほどそうだったのか!」という感動も不要です。「筆者はこのように言っております!」と正確に読み取れればOKです。

 


中学受験に出される文章は、大人向けの文章が多く、小学生には理解が難しいものが多いです。しかし、そもそも理解や共感、ましては感動などは必要ありません。

そうなると、結構国語ってつまらない科目のように思えます。確かにそうなのですが、相手の考えをいちいち自分の色眼鏡で見たり、変に曲げた解釈をすると、他者の意見を正確に理解することができず、中学生や高校生の学習がうまくいきません。

国語の学習とは、大人の階段を上がるということかもしれません。