【中学受験の勉強法】国語の文章問題はどう対策したら良いのか?

この記事は約 4 分で読めます。

英心塾の中村です。

今回は、中学受験の国語、特に文章を読んで記述で説明する問題への対応です。


圧倒的に「嫌いだ」と小学生にレッテルをはられるのが国語です。嫌いな子が多いですね。方法論としてはこうすればいいというものはありますが、問題は受験生本人が前向きにやってくれるかということです。

国語という科目は、いやいややっても全く効果が出ません。国語の問題を解くとき、文章を忠実に読んで、書いてあることを頭の中で要約し、それを根拠に解答を作っていく科目で、かなり客観性が問われます。てきとうに読んで、てきとうに答えたとしても、ただ単にノートやテキストを汚したにすぎず、脳内では何のトレーニングも行われていません。

 

国語はちょっと大人の科目なのです!

他者の書いた文章を読んで、「それってこういうことですよね」と他社意識を持って理解しようとして、書いてあることを根拠に要約するというのが読解です。もっと平たく言うと、「他人が書いた初見の文章をただただ正確に読み取る」作業です。そこに創造性はありません。主観を入れてもいけません。

精神的に未熟な段階においては、他者の考えや感情を客観性を持ってとらえるというより、まだ意識が自分でとどまっています。「僕に関係ないもん!」「知らん!」「どうでもいい!」というのが口癖の子は、他者意識がまだ成熟していないため、他の人の立場を客観視することが難しいし、自分がどう見られているのか自分を客観視することも難しいです。

ただし、小学校高学年になると、論理思考が芽生えてきて、少しずつ他者意識というチャンネルができてきます。

そして、反抗期や他人とのもめごと、失恋などで他者意識が大人レベルへと近づいていくと思われます。

小学生の頃は国語があんなにできなかったのに、高校になって得意になる人もいます。読書なんてしたことがなかったのに、大人になってから本の虫のようになる人もいます。

ある段階で他者の考えを積極的に取り入れようとする時期が来ると、自分から文章、活字というものに興味を持ち、どんどん読もうとするわけです。しかし、それを待っていては、中学受験には間に合いません。

しかし、無理やり興味を持て!と言われても本人としては難しいところがあります。

 

文章を読まないといけないけれど、面白い文章題をたくさんやらせるのも文章に慣れるためには良い方法!

本人が国語に対して前向きでない段階においては、国語を無理やりやらせるというより、文章題をたくさんやらせると良いでしょう。算数の文章というのは至極無機質で、そこに感情や思いなどは存在しません。ある意味、文を正確に読み取るという点では、最も客観的な読解ということになります。

 

語彙力のワークや論理エンジンで基礎を作るのも良い準備になります!

長い文章を読んだり書いたりするのは苦手でも、語彙の勉強や論理トレーニングは前向きにやるケースが多いです。塾でよく使うのが、「【中学入試】言葉力1200―文章が読める!わかる!書ける!」や「論理エンジンキッズ」です。

論理エンジンはひとつひとつの文を正確に読み取り、文節と文節の論理的つながりや、文と文の論理的つながりを読み取る訓練をするので、後々本格的に文章読解の練習をするときにそのまま役立ちます。

 

きちんと準備さえしておけば、国語は小6からでも間に合います!

小学6年生になると、本人の自覚も芽生えて、「さすがにやったほうがいいよな」という意識に変わります。そうなると、結構厳しめに解きなおしをさせたとしても頑張ってくれます。

まずは文章をよく読ませて、自分の中で絶対に間違いがないと思える解答を作らせます。採点をして、間違いがあれば、再度ヒントを与えて解きなおしをさせます。これを何回もやって正解が出るまでやるものですから、相当の忍耐が必要だと思います。「もう嫌だ、答え教えてよ~」と言ってくる子は見込みがないのですが、真剣に取り組む子であれば、小6から頑張って十分に間に合わせることが可能です。

 

(まとめ)

●国語はどうしても嫌がる子に無理強いさせても効果がない

●算数が好きな子であれば、文章量が多いパズル問題で客観的読解を訓練しておく

●語彙力や論理トレーニングをしておく

●上記の準備さえしておけば、小6になってから結構ストイックな訓練をやっていけば間に合う